県内のリンゴの主力品種=「ふじ」に、高温や大雨の影響で果実が横に割れる「胴割れ」の被害が多数起きていることがわかりました。

長野市赤沼のリンゴ畑。

「ふじ」の果実にくっきりと亀裂が入っていました。これが、リンゴの「胴割れ」です。

記者:「こういうの見たことないですが?」
リンゴ農家:「ないですね。私もほぼないです、横にこんなに割れちゃうっていうのは。畑によっては収穫の1割とか、商品にはならないですね」

3代にわたりリンゴ栽培を続けてきましたが、このところの異常気象は、代々受け継がれてきた対策では太刀打ちできないと話します。

リンゴ農家:
「自分が持っている知識が全く役に立たないというくらいわからない気象になっている。どうしたらいいんだろうという感じです。もう技術だけでは追いつけない。リンゴ栽培が危機的な状況になるんじゃないかと思っている」