角が立たない「年賀状じまい」とは

では、実際「年賀状じまい」を思い立ったら何から始めればよいのか?教えてもらいました。

東海大学健康学部 澤岡詩野准教授
「ご自身の去年もらった年賀状をまずは広げてみて、誰だか思い出せないとか、そういう人を外堀に、そうやってちょっと濃淡をつけて3つくらいの円に分けていきながら、最後、年賀状はがきで出す相手ってどんな相手だろう、というところを絞り込んでいく」

まずは、送る人の「絞り込み」。住所録や去年もらった年賀状を参考に、1人1人を思い浮かべ、これから先もつながっていたいと思う人を優先的に残していきます。澤岡准教授によると、この作業で平均して13人ほどに絞り込まれるといいます。

年賀状のやり取りをやめると決めた相手に対して気をつけたいことは―。

東海大学健康学部 澤岡詩野准教授
「汚い字でもいいので、手書きで書き添えることで気持ちが伝わりやすいのかな。『このはがきはやめるけど、でもね』という部分をしっかり相手にお伝えすると、『私とはまだ人間関係が繋がってるのね』という確認する作業にもなるので、何かそこのちょっとした工夫が大事」

(1)やりとりをやめることを宣言する
(2)年賀状に代わる連絡手段を伝える
(3)手書きで一言添える

この3つを意識すると角の立たない年賀状じまいになるといいます。