宮崎県三股町の窯元では、来年の干支の「へび」をモチーフにした「ぐいのみ」作りがピークを迎えています。

三股町長田にある窯元「紫麓窯(しろくがま)」では、新年の縁起物として毎年、干支をかたどった「ぐいのみ」を制作しています。

「ぐいのみ」には、干支にちなんだユニークな名前を付けていて、今回は、酒を飲み干して今年1年の憂さ晴らしをしてもらおうと「呑干すん蛇(じゃ)」と名付けられました。

高さ6センチほどの「ぐいのみ」は、中身を飲み干さないと置けない形になっていて、干支の「へび」がそのぐいのみを支える台となっています。

(三股焼紫麓窯 山下盛親さん)
「今年は、『ぐいのみ』というより『べく杯』といって、酒をついだら置けない杯にした。楽しんで酒を飲んでもらって、いい1年を迎えてもらいたい」

干支の「ぐいのみ」は2種類あり、来月までに淡い青緑の「ぐいのみ」が200個、火山灰を原料にした黒い「ぐいのみ」が50個それぞれ制作されます。