愛称は「三木ママ」母親のような選手愛とは

三木監督は以前、楽天イーグルスの球団YouTubeでこのように話していました。

YouTubeでの三木監督:
ちょっと面白い表現としたら、”選手1人1人のお母さん”みたいな感じやね。お母さんってなんか、絶対に裏切らないとか、温かく包んでくれるようなところがあったりするから。

厳しくも温かい選手たちへの眼差し。球団YouTubeで発したこの言葉からファンがつけた愛称は”三木ママ”。

塩入未央アナウンサー:
ファンから”三木ママ”って呼ばれていることは…。
楽天 三木監督:
えっ、そうなんですか。
塩入アナ:
ご存知なかったですか?
楽天 三木監督:
うん…ちょっと恥ずかしいね(笑)。

塩入アナ:
その選手たちへの愛っていうのはどこからきているんですか。

三木監督:
まずなんていうかな…。大げさですけど、人が好き、すごく。そしてそれぐらい、野球も好き。野球に自分自身を育ててもらっていると思いますし、選手は年下ばっかりですけども、「年が下だから」とかではなくて、若い選手からも学ぶこともいっぱいあるし、まずは僕が皆のことを知ろうとしないと駄目なのかなっていう。その中で、選手にも僕自身のことをよく知ってもらって。やっぱり1人の社会人として成長に繋げるっていうことにも関わっていきたいなとは思っていますね。

「二軍落ち」した選手との対話

楽天の二軍練習場があるのは、仙台市泉区。様々な状況の選手が集まるこの場所で、三木監督は選手との対話を大事にしてきました。

楽天 三木監督:
一軍で、チームの事情もあるし、その選手の状態が良くなかったときに、「ファームに降格する」というかね。一軍の登録から抹消されてこっち(二軍)に来る選手もこちらは扱わなきゃ駄目だから。出場選手登録が抹消された時点で10日間一軍に上がれないので、「その10日間でどういう姿で取り組めるか」というのは結構大きなポイントだと思っているので。

やっぱりガッカリすると思うんですよ、一軍からファームに来るとね、単純にね。
でもそこにはいろんな理由があるから、しっかり「なぜこうなって今何を求められているのか」ということを一緒に整理して、その選手に対してどういう言葉をかけるかっていうところは、そこは一対一で必ず話をします、絶対に。