アメリカのトランプ次期大統領は、中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長を任期終了前に交代させる考えはないと明言しました。
トランプ次期大統領は8日に放送されたNBCテレビのインタビューで、FRBのパウエル議長を2026年5月の任期終了前に交代させる考えがあるか問われ、「ない」と明言しました。
トランプ氏は第1次政権でパウエル氏に景気を押し上げる利下げを求めましたが、パウエル氏は物価上昇を懸念して応じなかった経緯があり、トランプ氏がパウエル氏に退任を求めるか注目されていました。
一方、トランプ氏は選挙戦で公約した関税の引き上げが輸入品の物価上昇を通じてアメリカの消費者の負担増加につながる可能性について、「何も保証できない」として否定しませんでした。
このほか、インタビューの中でトランプ氏は来年1月20日の就任初日に、2021年の議会乱入事件で有罪となり、服役している自らの支持者らに恩赦を与える考えを示したほか、アメリカで生まれた子ども全員にアメリカ国籍を与える「出生地主義」を廃止する意向を改めて示しました。
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