インフルエンザ・マイコプラズマ肺炎の感染増加 薬不足の問題も
社会のありようを大きく変えた新型コロナ。
今ではマスクをする人も減り、以前の通勤・通学風景や街の賑わいも戻っています。

ところが、そうした中で気になるのが、インフルエンザなどの蔓延です。
女性
「風邪ひいたりしてる人が多いかな」
女性
「インフルエンザとか、かかってる人とかいたりします」
5年経った今の状況をどう見るのか。
コロナ対策の陣頭指揮に立った尾身茂さんに聞きました。

――ここに来てインフルエンザが増えたり、マイコプラズマが拡大してたりしますけど、どういう関係があるんでしょうか?
元新型コロナ政府分科会会長 尾身茂 結核予防会理事長
「みんなが気をつけたから、いろんな感染症にかかりにくかったから、免疫力が落ちてるってのはこれは事実だと思います」

実際、人々の免疫力低下を裏付けるように、この冬、新型コロナの感染者は増加傾向。
インフルエンザや、マイコプラズマ肺炎の感染も増加。
大きな問題となっているのが「薬不足」です。

薬剤師 小林和正さん
「咳止めは、ひと月あたり大体100人から200人分ぐらいは足りないな、というような印象です」
この薬局では1ヶ月近く待っても入荷されない薬まであるといいます。