「パンデミックがまた来ることは想定していた方がいい」

そうした中、新たな感染症の脅威が報じられました。

アフリカ・コンゴ民主共和国。10月以降、原因不明の病気が広がり、若者を中心に79人が死亡

インフルエンザに似た症状が出ているとされ、病原体の特定が急がれています。

その一方で、国内では新型コロナはもとより、インフルエンザやマイコプラズマの感染症が増加しています。

そうした状況に尾身さんは…

尾身茂 理事長
「今回の新型コロナも、まだ消えてるわけじゃないですけど、人間の間で伝播が続いてますよね。

それと同時に、今までの経験からすると、新しい疾患、新しいウイルス・細菌による新たなものが出てくる可能性はあるわけですよね」

特に森林の伐採や、家畜の増加などが更なるパンデミックを引き起こす可能性があるといいます。

実際、近年、流行したSARS、MERS、新型コロナはいずれも動物由来とされているのです。

尾身茂 理事長
「みんなこれ、動物から来ているんです。基本的に全ての麻疹・結核・エイズもそうです。家畜の数がいま、圧倒的に増えてるわけです。

なぜかというと、人々のニーズに応えるためですよね。そういうことがあって、パンデミックがまた来ることは想定していた方がいい

いつ訪れるかわからない、新たなパンデミック。

私達の備えは十分と言えるのでしょうか?