奄美空港に、先月、緊急着陸したアメリカ軍のオスプレイは2週間以上経った今月6日も、空港に留まったままです。空港の利用者からは不安の声も聞かれます。

現在の奄美空港の様子です。アメリカ軍のオスプレイは緊急着陸から2週間あまりが経った現在も空港に駐機したままです。

県などによりますと、奄美空港に先月21日夕方、アメリカ海軍ノースアイランド海軍航空基地所属のオスプレイCMV22、1機が着陸しました。九州防衛局によりますと飛行中に警告灯が点灯したということです。

駐機を続ける理由についてアメリカ軍は「一部の部品に交換の必要があるためで、今後、部品を交換し、安全を確認した後、離陸する」と説明していますが、空港の利用者からは不安の声も聞かれます。

(喜界町在住)「普段見る機会がないのでちょっと驚いた。墜落事故がある機体だと不安になる」

(奄美市在住)「自宅の上空を飛んでいるところを何度か見る。振動もすごい。奄美でも屋久島みたいなことが起こったら危ない」

アメリカ軍のオスプレイは去年11月、屋久島沖で1機が墜落し乗員8人全員が死亡する事故が発生し、先月、現地で慰霊祭がありました。