青森県八戸市の2つの漁協では、低迷する漁獲量を底上げするため初めての試みとして、カキの養殖試験が行われています。
6日は徳島県から仕入れたカキの種苗が届き、準備が進められています。
市川漁協と八戸みなと漁協では、減少傾向にある漁獲量の底上げを図ろうと、沿岸でのカキの養殖に取り組んでいます。
6日は、2つの漁協の組合員が徳島県から仕入れた約3000個のカキの種苗を50個ずつカゴに分けました。そして、今後の成長を記録するため「重さ」や「長さ」を測った後、船で漁港内の海に運び、海水に浸していました。
市川漁協 木田茂美 組合長
「順調だ。時間も少し短い気がする。もう少しかかるかと思った。手応えはまだわかんない。これから沖に出して、どれくらい育つのかもわからない」
八戸みなと漁協 尾崎幸弘 組合長
「2月あたりに大きいしけがくるから、どれくらいもつか。本当に成功させたい気持ちはあるが、成功したときは本格的に養殖を始めたい」
カキの種苗は5日ほど海水に浸した後、沿岸の施設に取り付けて養殖試験が本格的に始まります。