コロナ禍などの影響でタクシー不足が続く中、愛媛県松山市に本社を置く伊予鉄タクシーが様々な取り組みを始めます。
果たして課題解決につながるでしょうか?

下川記者
「こちら一見、普通の乗用車に見えますが、よく見ると『ライドシェア』と表示されています」

取り組みの1つが6日から始める「日本版ライドシェア」。
国が普及を進めていて、タクシーが不足する時間帯にタクシー会社の管理のもと、一般ドライバーがマイカーなどで、タクシーと同じ水準の料金で客を運びます。

伊予鉄タクシー 芳野雅郎 社長
「タクシーですので、忙しい時間帯に集中してる時がある。この制度を活用して1人でも一回でも多く乗車していただきたいという気持ちで今回導入しました」

県内では伊予鉄タクシーなど9社が認可を受けていて、こちらでは会社の車を使用、「行燈」の代わりに「ライドシェア」の表示をフロントに設置します。

担当するのは2種免許の取得を目指す新入社員2人で、5日もスタートに向け準備を進めていました。

「日本版ライドシェア」。伊予鉄タクシーでは、金曜と土曜の午後4時台から午前3時まで運行する予定です。

日本版ライドシェアを担当 門田沙哉香さん
「しっかりとお客様対応させていただいて、タクシー乗務員さんの助けになれるようになれたらいいと思います」