日本酒などの「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されることが決まり、新潟県内でも登録を喜ぶ声が聞かれました。
無形文化遺産への登録は、パラグアイで開かれているユネスコの政府間委員会で日本時間の5日午前3時半過ぎに決定しました。国内ではこれまでに「歌舞伎」や「和食」などが登録されていて、2022年以来、23件目となります。

「伝統的な酒造り」とは杜氏や蔵人が米などを原料にしたこうじを使って手作業で酒を作る方法です。全国で最も多い89の酒蔵がある県内。その県内の日本酒を試飲できる施設でも喜びの声が聞かれました。

ぽんしゅ館 能田拓也店長
「同じ酒の業界に携わる者としてはうれしい話」
そして日本酒のファンは…
茨城県の学生(20代)
「今初めて知りました。日本の文化として認められたのがすごいというふうには感じました」
東京へ行く人(30代)
「ちょっとびっくりしてました。作り手の人が努力が認められて、頑張りが世界に伝わってっていうのを、勝手に一番嬉しいなって思います」
―(日本酒の)魅力はどんなところですか?
群馬から来た人(85)
「飽きないことだね。おかげさまで85歳まで生きています」

一方で、日本酒の国内消費は減少傾向で、無形文化遺産の登録で消費拡大に期待がかかります。
【ぽんしゅ館 能田拓也店長】
「やっぱり、まず皆さん一度試していただきたいっていうところが一番でしょうかね。飲んで、おいしいものなんだなというところをまず入り口として、また感じていただけると、さらなる広がりが皆さん持てるかな」
普段日本酒を飲まない人もこの機会に「伝統的酒造り」の味わいを確かめてみてはいかがでしょうか。















