鹿児島市武3丁目の市道脇で斜面の一部が崩れているのが、4日夕方見つかりました。鹿児島市が応急対応に当たっており現場は片側交互通行になっています。

鹿児島市によりますと鹿児島市武3丁目で、4日午後5時ごろ、「斜面が崩れている」と付近の住民から市に連絡がありました。市が確認したところ市道脇のモルタルで覆われた斜面の一部が幅およそ30メートル、高さおよそ15メートルにわたって崩落していました。道路を挟んだ住宅への被害はなく、けが人はいませんでした。

斜面は今年9月、モルタルの吹き付け部分にひびが入っているのを市が確認し、翌10月に斜面と市道との間に土のうを積む応急対策をしていたということです。さらに仮設の防護さくの工事費を含む補正予算案を12月議会にすでに提案しており、今後設置する方針でした。

(鹿児島市道路維持課 内村伸二課長)「いつ落ちるのかなという状態が続いているので、我々も監視を付けていますし、極力通らないようにしていただきたいと思います」

現場は県の土砂災害特別警戒区域に指定されていて、市が崩落の原因を調査しています。

また現場近くにある小学校や中学校では4日夜、児童生徒の保護者に対し、5日朝の登校は、保護者同伴や別のルートで登校するよう、メールで呼びかけたということです。