少子化でも“おもちゃ”売り上げ過去最高

少子化は進む一方ですが日本玩具教会によると、おもちゃの売り上げは4年連続で増加。2023年度は1兆193億円で、初めて1兆円を超えました。

大きな要因となっているのが、“大人もターゲットにしたおもちゃ”

喜入友浩キャスター
「これ(ニッパー)だけで作れる?タイヤから行こうかな」

組み立てると“ある乗り物”になるそうです。

担当者
「タイヤの側面を穴に差し込みながらぐるっと巻く」

喜入キャスター
「(集中して)全然しゃべらなくなっちゃった…タイヤが仮完成しました」
「何時間かかる?」

担当者
「3時間くらい」

完成すると、HONDAのスーパーカブに。この「メタリックナノパズル HONDAスーパーカブ50(税込3080円)」は30代から40代の男性に売れているそうです。

大人の女性がメインターゲットの「フォトジェニックリカ(税込5500円〜)」。“ある部分”がこれまでのリカちゃん人形と違います。

担当者
「従来のリカちゃんと違って、関節がついたことで自然なポーズができるようになった」

インスタグラムで「リカ活」と検索すると24万件以上がヒット。日本おもちゃ大賞の“大人がターゲットのおもちゃ部門”で大賞に選ばれました。

喜入キャスター
「ベイブレードじゃないですか。なつかしい」

動画配信サービスが広まり、昔のアニメなどを見る機会が増えたことで昭和・平成おもちゃもトレンド入り。

卵を抱っこしたり揺らしたりするとカラが割れ…“ハッピーバースデートゥーユー”とおもちゃが歌ってくれます。

コマ同士をぶつけて戦うベイブレードは令和バージョンとなり、コマなどにギアが加わって、さらに高速化しました。

喜入キャスター
「かけ声は変わっていないですか?“3・2・1ゴーシュー!”」

12月3日の3週間後はクリスマスイブ。子どもたちや大人の笑顔がさらに次の世代の笑顔に繋がるかもしれません。

日本玩具協会 前田道裕会長
「お父さんお母さん方は子ども時代に楽しい経験をしている。それを自分の子どもにも感じさせたい。今度はその子たちがまた親になったとき、次の世代につないでいくことができる」