極意は「普段からコミュニケーション」
Q.若者に接する時何か意識されていることは?
三浦監督:リーダー論という大層なもの僕は持ってないですけど、自然に同じ目線で話している事が多いですかね。普段からコミュニケーションを取って声を掛け、本当に他愛のない話もしますから。野球以外の話で声を掛けたりもしますし。
Q.現役時代は監督、コーチから声を掛けられた事は…
三浦監督:なかったからこそ、自分から寄って行こうと思いましたね。
Q.積極的にご自身から?
三浦監督:そうです、話しに行きますし、監督室も開けっ放しにしてます。あえて、ドアを開けっ放しですね。選手から監督って、なかなか声を掛けづらかったので、フラーっと練習中、横で見に行ったりとか、ピッチャーだけじゃなくて、野手もそうです。専門分野以外の所は任せてますよ。専門のコーチやスタッフがいるので。
Q.打撃や走塁に関しては…
三浦監督:分からないです。でも、「こうして欲しい」という事は伝えて、あとはコーチにほぼ任せています。
Q.具体的な声の掛け方は?
三浦監督:「今日、よかったな」とか「最近調子いいな」とか、普段からのコミュニケーションじゃないですけど、世間話ぐらいの感じで“常に”話しをします。後は苦しんでいる選手には話するタイミングですよね。コーチがいますから、担当コーチに話をして貰ったりとか、時には担当コーチから『一言、監督から声をかけてあげてください』とコーチから言われて、「じゃあ俺行くわ」って話したりします。普段からコミュニケーション。コーチ&監督、コーチ&選手&監督とか、スタッフもそうですけど話をするようにしています。
選手の意見を聞きながらやってます
Q.時間の使い方は意識されているのかと
三浦監督:練習時間の使い方ですとか、こういう風にした方がいいとかというのも、選手の意見を聞いてから、「じゃあこういうふうにしようか」とか、外でやろうか、夏場どんどん暑くなってるから中でやろうかとか、選手の意見を聞きながらやってますね。時間、タイムマネージメントをすごい意識してますね。この時間内で終わらす様に、というのは意識してますけどね。
Q.ダラダラやらない?
三浦監督:本気の相談等、時には長くなる事もあるのですけど、その後のスケジュールが全部また狂って行くのでそこは気をつけてます。
“オフェンスチーフ“と“ディフェンスチーフ”を配置
Q.『餅は餅屋』というのが理想のマネージメント像なのか?
三浦監督:分からない事は聞けばいいですし、やはり、分からない事を言っても説得力がないと思うのですよね。バッティングの事は全然分からないですよ、どうやって打てばいいとか。ピッチャー目線で調子がいい、悪いとかは、何となく分かりますけど、専門にはその専門のコーチがいるわけですから。
Q.最後に選手を一つにまとめるには何が必要なのか?
三浦監督:コミュニケーションですよね。何のためにというと…自分のためにも、結果、チームのためにもなりますし、チームの中で何を任されているのか、自分の役割はなんなのかという事はコーチの方からいろいろやって貰っていますし、今年からオフェンスチーフ、ディフェンスチーフ、ベンチの中でもしっかり役割を分けて、組織としてそういう形でやってきました。
Q.コーチ陣とのコミュニケーションも大切になる
三浦監督:任せていますけど、確認をさせたりとか、ミーティングをして振り返りの事を話をしたりはしてます。














