小銃を持った男性自衛官が11月、演習中に一時行方不明となったことについて、陸上自衛隊八戸駐屯地は、本人への聞き取りの結果、「別の隊員を探すために、待機位置から移動したところ道に迷った」と話していたことがわかりました。

11月27日、陸上自衛隊八戸駐屯地に所属する20代の男性2等陸士は八戸演習場で行っていた夜間の部隊訓練中に行方が分からなくなり、翌日、演習場の中で見つかりました。

その際、実弾が入っていない小銃と銃剣を持っていましたが、使った痕跡はありませんでした。

八戸駐屯地によりますと、この自衛官は初めての夜間訓練への参加であり、「別の隊員を探すために、待機位置から移動したところ道に迷った」「寒さと疲労で歩くことが難しくなってしまった」と話していることが分かりました。

自衛官は、捜索により一夜明けて発見された時、横たわった状態だったということです。

陸上自衛隊は、同じような問題が起きないよう再発防止を図ることにしています。