国内有数のヨシ原が広がる宮城県石巻市の北上川河口で4日、地元の小学生が特産のヨシを刈り取りました。

石巻市の北上川河口でヨシ刈りに挑戦したのは、近くの北上小学校の5年生15人で、背丈が3メートルほどに育ったヨシを鎌で刈り取りました。

かつて、北上川の河口付近には、およそ200ヘクタールにわたってヨシが群生していました。震災の津波や地盤沈下で面積は半分となりましたが、現在は7割ほどにまで回復しています。

刈り取ったものは児童たちが束ねていきました。紙の原料にもなるヨシの繊維を使って来年1月、卒業証書づくりにも挑みます。

児童:
「いつのまにかチームができて(ヨシ刈りの)勝負になって楽しいなと思った。一生(記憶に)残る証書にしたいと思う」
「やり進めていくうちに簡単になって刈るのが楽しくなってきた」

この後、来年の干支にちなんだ「巳」の文字を刈り取ったヨシで完成させ、思い出作りをしていました。