内戦が激化する中東シリアで、負傷者を救護する民間団体の隊員がJNNの取材に応じ、攻撃により一部の病院が機能不全に陥っていると明らかにしました。
「シリア人権監視団」によりますと、攻勢を強める反体制派勢力は3日、中部の主要都市ハマ近郊でシリア軍と衝突し、激しい戦闘が起きているということです。
反体制派勢力の攻撃で民間人2人が死亡、ほかにも複数のけが人が出ているといいます。
こうしたなか、負傷者を救護する民間団体の「シリア民間防衛隊」、通称「ホワイトヘルメット」の隊員がJNNの取材に応じました。
ホワイトヘルメット隊員 イスマイル・アブドラさん
「彼ら(政権側)は病院やホワイトヘルメットの関連施設、民間人の命を支えるものすべてを無差別に、また意図的に爆撃しています」
反体制派勢力が先月27日に北部アレッポなどで大規模攻撃を仕掛けて以降、シリア軍や、支援するロシア軍が空爆を実施。1日にはアレッポ市内の大学病院が攻撃されました。
ホワイトヘルメット隊員 イスマイル・アブドラさん
「病院は閉鎖され、医師や医療スタッフは去りました。アレッポ市で100万人以上の人々が医療体制が整わないなか住んでいるということを想像してみてください」
内戦の激化は中東情勢の更なる悪化につながる恐れがあり、予断を許さない状況が続いています。
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