災害時に自ら行動できるよう、宮崎市では、小学生たちが、避難場所などを確認する授業が行われました。

この授業は、東日本大震災をきっかけに宮崎市の西池小学校で毎年行われているものです。

3日は、5年生の児童がグループに分かれて地域住民や大学生らと学校区内を歩き災害発生時の避難場所などを確認しました。

このうち、指定避難所となっている宮崎公立大学の体育館を訪問したグループは、災害時に無料で商品を提供できる「災害対応型自動販売機」が設置されていることや、マンホールの上に簡易な便座を設け、トイレとして使える「マンホールトイレ」があることを学びました。

(中央西まちづくり推進委員会の担当者)
「避難所では食料も大事だが、食べたら出すということでトイレも大事ということで、こういう簡易のトイレが作ってあります」

(児童)
「災害とかあったときに、みんなで行動できるようにみんなで話したい」
「きょう学んだことを、もし災害があったときに役に立てて、お父さんとかお母さんを助けてあげたい」

児童たちは、今後、防災マップをまとめ、学校に掲示したり、地域のイベントで紹介したりする予定です。