悪質な場合、2000円以下の過料の自治体も

良原キャスター:
こういった開封調査を行っている自治体は他にもあります。

千葉市では、2011年からごみの開封調査を行っていて、悪質な場合は2000円以下の過料を科すということです。今のところ過料が科されている人はいないそうです。

こうした取り組みもあってか、年間の焼却ごみは約30万トンあった2007年度から、2023年度は約22万トンに減少しているとのことです。

井上貴博キャスター:
自宅の賃貸マンションのごみ置き場でも、ひどい方がいます。氏名の公表や、過料を科されるのが嫌であれば、きちんとごみを出せばいいだけですよね。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
市の職員もわざわざごみ袋を開けて調べたい、とは全く思っていないと思います。一人ひとりが気をつければいいだけの話なので、ちゃんとやってほしいですよね。

ホラン千秋キャスター:
「悪質」と言っても、どこからが「悪質」なのかも難しいですよね。1つだけ紛れているものを気づかずに置いていることもあると思うので、悪質の度合いが難しいと思います。

集積場で「ちゃんとやってください」という意味で、氏名を公表することはいいと思いますが、市のホームページは数多くの人が見られるもので、そこで氏名・住所などが出てしまうのはどうなのかとも思います。

そこの塩梅の議論は必要だと感じますが、みんなが不公平感なくごみを捨てられる方がいいですよね。

良原キャスター:
他の自治体は、ホームページでの公表までは行っていなく、過料までとなっています。

福島市では、事業者のごみの出し方にも問題があるという背景もあるようです。