プロ野球・東京ヤクルトスワローズの村上宗隆(むらかみ むねたか)選手(24)が契約更改を行い、来シーズンは「日本で最後のシーズン」と述べ、メジャー挑戦を改めて表明しました。
今シーズンは最多本塁打と最多打点の打撃タイトル2冠、また、史上最年少で通算200号ホームランも達成した九州学院高校出身、ヤクルトの村上宗隆選手。12月2日に契約更改を行い、現状維持の6億円でサインしました。
ヤクルト・村上宗隆選手「あと1年ヤクルトでプレーをすることになったので、日本でやる最後のシーズンになると思って」

来シーズンのオフ、ポスティングシステムでメジャーを目指す村上。ただ、現在考えているのは来シーズンのことだけで、ヤクルトへの感謝も胸に日本一を目指します。
村上選手「最後に笑顔で背中を押してくれるような、しっかりとした成績を残すことだけを考えています」
恩師「“球団に恩返し” 村上選手らしい」
メジャーに移籍するには、主に海外フリーエージェント(FA)権とポスティングシステムの二つの方法がありますが、村上選手はポスティングシステムを使う考えです。

ただ、このシステムは選手が25歳未満の場合、契約金や年俸が制限され、移籍先からヤクルトに支払われる譲渡金も低くなります。メジャー契約も出来ず、マイナー契約のみです。
いま、村上選手は24歳。25歳を待つという考えに、中学時代に村上選手を指導した『熊本東リトルシニア』の吉本幸夫監督は「育ててくれた球団に恩返しをしようとする考え方が村上選手らしい」と話していました。
