なぜ「イクラ」仕入れ値が上がったのか?

なぜ、イクラの仕入れ値があがっているのでしょうか。仙台市卸売市場の関係者によりますと、県産の秋サケは今年ほとんど流通がないということに加え、北海道の記録的な不漁がイクラの品薄に拍車をかけているということです。

このように、店では、物価高でもこれ以上の値上げは避けたいとして価格に転嫁をしにくいということでした。

また、全国の百貨店やスーパーが取り扱う「おせち」の価格も、帝国データバンクによりますと、7割ほどの企業が価格を去年と据え置きか下げていて、値上がりはここ数年では、緩やかということです。

帝国データバンク仙台支店の中村肇情報部長は「物価の高止まりが続くなか、消費者が手に取りやすい価格を考えたことなどが考えられる」としています。