なぜ、衆院選の前に公表しなかったか…

音声データの中で田畑議員は「ポケットマネーで党費を支払っていたことにしてほしい」といった趣旨で、支援者に隠ぺいの口裏合わせを求める発言がありました。

支援者が断ると、数時間後に再び電話があり、「おじが党費を支払っていたことにする」とし、おじが亡くなってからはその息子が支払いを引き継いだことにすると説明しています。

毛田キャスター
「音声データの中で最後の望みは、支援者しかいないとポケットマネーで党費を支払っていたことにしてほしいと、支援者の方にお願いする場面がございました。それを断られたからご親族が党費を支払っていたという、そういう筋書きにしたのではありませんか」

田畑議員「そういう事実はございません」

毛田キャスター
「音声データの中で、おじさんが党費を支払っていたことにするという趣旨の発言がありまして、その後に「対外的には」と発言しています。今のご説明にも一部重複する部分あったと思うんですけども、今の説明というのは対外的な説明として田畑さんが考案されたものではありませんか」

田畑議員
「そうではございません」

音声データでの発言については、支援者と旧知の仲であり、何とか穏便に済ますことができないかと思って方策を相談したと述べ、意図的な口裏合わせを否定しました。

そのほか、記者からは “なぜ衆院選前に問題を把握していたにもかかわらず公表しなかったのか” といった質問が相次ぎました。

記者
「どうして選挙前にこの疑惑を認識したにもかかわらず、有権者、支援者等に説明していないんですか。当然説明するべきものではなかったのですか」

田畑議員
「まだ疑義があるというふうな認識でございましたし、選挙も含めてそこに落ち着いて調査や説明ということには気が回らなかったものでございます」

記者
「それ(親族が党費を支払った事実)を客観的に証明する証拠が持ち合わせていらっしゃるんですか。それができないのであれば、きょうの説明会見は私足りないと思います」

田畑議員
「引き続きしっかり丁寧に、まず私自身もこうして報道の皆さんの前でご報告ご説明、そしてその有権者の方々、支援者の方方にしっかり説明を尽くしてまいりたいと思います」