少子高齢化とともに、石川県内の公立高校では生徒数の減少が進んでいます。こうした中、魅力ある学校づくりをめざして全国から生徒を募集する高校が県内でも増えています。

生徒数の減少に歯止めをかけられるのか、公立高校の「挑戦」が始まっています。

能登高校2年・佐藤なごみさん「それでは実技の終了試験を行います。まずは点検から行います」

2級小型船舶の試験を受ける、石川県能登町の能登高校地域産業科2年の佐藤なごみさん。山口県出身の佐藤さんは、能登高校で1年間水産について勉強し、大学への進学を考えています。

能登高校2年・佐藤なごみさん「養殖関係の仕事をしたいので、それを学べる大学に行きたいと思っている」

能登高校では、4年前から高校2年生を対象に全国から留学生を募集する「地域高2留学」という制度を導入しています。

佐藤さんを含め3人が、今この制度を利用しています。

能登高校・屋敷秀樹校長「能登町の関係人口を増やしたいというのが一番の狙いです」