日本銀行福島支店は11月の福島県内の景気について「足踏みしている」として、5か月ぶりに判断を引き下げました。

日銀福島支店によりますと、県内の「個人消費」は、百貨店やコンビニなど小売業の販売額が前の年を下回ったものの、「横ばい圏内の動き」と判断を引き下げました。

「生産」については、海外での競争環境が厳しさを増していて、自動車関連などで弱めの動きが見られるなど、「横ばい圏内の動き」とこちらも判断を引き下げました。

こうしたことから、日銀福島支店は、県内の景気は「足踏みしている」として5か月ぶりに判断を引き下げました。また、先行きについては「物価上昇の個人消費への影響や雇用・所得の動向などに注意する必要がある」としています。