宮城県丸森町で、特産の「へそ大根」の仕込みが始まるのを前に11月30日、ボランティアも手伝ってダイコンの収穫が行われました。
丸森町の筆甫地区にある畑で、町内外から訪れたおよそ30人のボランティアと地元の人たちがおよそ2万4000本のダイコンを抜いていきました。

へそ大根は、地元に伝わる保存食で、輪切りにした大根をゆでて1か月ほど寒風にさらします。へそのような姿からこの名がつきました。

ダイコンを全部収穫するには農家だけでは大変なため、ボランティアを募って手伝ってもらっています。
宮城県大河原町から参加した人:
「味のしみたシワシワの、かめばかむほどおいしい、『しみ(へそ)大根』になってほしい」

仙台市から参加した人:
「へそ大根は大好きで煮物とか。自分も買って食べたい」

筆甫地区の農家:
「大勢の方に応援をもらってこういうふうに作業ができることをとても嬉しく思っている」

抜いたダイコンは12月中ごろから仕込み作業に入り、1月中ごろにはうまみが凝縮した、へそ大根になります。