劇作家・演出家・作家の宮沢章夫さんが、うっ血性心不全のため、都内の病院で亡くなっていたことを所属事務所が発表しました。 65歳でした。所属事務所によると、葬儀・告別式は近親者のみですませたということです。


所属事務所 公式ツイッターより引用


【 所属事務所 公式ツイッターより引用 】

かねてより入院療養中だった宮沢章夫が、9月12日、 うっ血性心不全のため都内の病院で永眠いたしました。 65歳でした。
ここに生前のご厚誼を深謝し謹んでご通知申し上げます。

葬儀は先週末に聖イグナチオ教会で執り行いました。
秋晴れの下の旅立ちでした。

入院中の宮沢のツイートに多くの方々から心を寄せていただいたにもかかわらず、お知らせが遅くなりましたこと深くお詫び申し上げます。

長年にわたり宮沢の活動を応援してくださった皆様、支えてくださった皆様に、改めて御礼を申し上げます。 本当にありがとうございました!
宮沢章夫は幸せ者です。
いま、 「牛への道」 で安らかに夢を見ていることでしょう。

家族・遊園地再生事業団メンバー一同

【 宮沢章夫さん 略歴 】

1985年、シティボーイズ(大竹まこと、きたろう、⻫木しげる)、竹中直人、中村ゆうじ、いとうせいこうらとコントパフォーマンスユニット「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」を結成し、その作・演出をすべて担当。

1990年、作品ごとに俳優を集めて演劇を上演するユニット「遊園地再生事業団」を結成。92年上演『ヒネミ』で第37回岸田國士戯曲賞を受賞。主な作・演出作品に、『砂の国の遠い声』『トーキョー/不在/ハムレット』『ジャパニーズ・スリーピング』など。

主な著書に、エッセイ『彼岸からの言葉』『牛への道』『わからなくなってきました』『⻘空の方法』、講義録『東京大学「80 年代地下文化論」講義』。小説『サーチエンジン・システムクラッシュ』(99年)で芥川賞・三島賞候補。2010年に『時間のかかる読書』で第21回伊藤整文学賞評論部門を受賞。

2000年、京都造形芸術大学助教授に就任。

2005年、早稲田大学文学学術院文化構想学部客員教授となり、2016年より文学学術院文化構想学部教授。

2014年から、NHK-Eテレ「ニッポン戦後サブカルチャー史」に講師として3シーズ
ン出演。

2015年4月から2019年3月まで、NHKラジオ第一「すっぴん!」で月曜日パーソ
ナリティを務めた。

【担当:芸能情報ステーション】