去年、宮崎市の大淀川河口付近で遊漁船が転覆し、船長と釣り客の2人が死亡した事故について、国の運輸安全委員会は事故当時の状況や転覆した原因をまとめた調査報告書を公表しました。
去年12月、宮崎市の大淀川河口付近で、遊漁船「五六丸」が転覆し、船長と釣り客のあわせて2人が死亡したほか、客4人が重軽傷を負いました。
事故について国の運輸安全委員会は、28日、調査報告書を公表し、事故当時の現場周辺について、「磯波」や多方向からの波が重なり合うことで生じる「三角波」を伴う高さおよそ2メートルの波が発生していたとしました。
そして、事故の原因については、後ろから波を受けている状況で、船長が船の速度を落としたことから、船を追い越そうとする波によって後方部が持ち上げられ水没し、転覆したと考えられるということです。
運輸安全委員会によりますと、事故が起きた宮崎港の「南航路」は外洋に面した大淀川河口を通るため、気象・海象により、船の航行が危険となる波が発生することがあるということです。
委員会では、再発防止策として、宮崎港を使用する小型船舶の船長に対し、あらかじめ「北航路」やほかの港湾の活用を考慮しておくこと、そして、船を出す前に、気象・海象情報を十分収集しておくことなどを求めています。
注目の記事
気象庁「冬らしい冬」発言には“油断禁物”のメッセージ? 年末年始の天気どうなる【Nスタ解説】

「それならお前を殺す」中3の息子(15)は少年4人から暴行を受け命を奪われた 角材で殴られ、コンクリートの塊を投げつけられ「頭がでこぼこにへこんでた」【少年集団暴行事件・第1話/全4回】

全国初「学長のおごり自販機」高知大学に設置 費用は学長の“自腹”で「あること」をすれば飲み物が無料に

残る唯一の系統《北海道犬》5匹の子犬誕生 年間繁殖数は約7000匹⇒100匹 飼育を続けて半世紀…血統を守ろうと奮闘する80歳男性

「手相が変わる」ってホント? 運勢をみるだけじゃない!手相が示す健康状態と生活のクセ「医学」と「占い」それぞれの解釈

【旧網走監獄】雑居房の床下から謎の文章13枚が見つかる 服役囚が隠した理由と文章の中身…半世紀以上の時を経て明らかに、記述から探るリアルミステリー









