坊っちゃん列車の支援策を検討する「考える会」の、3回目の会合が28日、開かれ、運行の継続へ松山市が支援を拡充する方針を全会一致で容認しました。
坊っちゃん列車を運行する伊予鉄グループや松山市のほか、経済団体などからおよそ10人が出席した「考える会」では、まず、市民アンケートの結果などが報告されました。
それによりますと、回答者のおよそ8割が継続を願っているほか、年間5000万円程度の赤字を税金で賄う場合、半分の2500万円までが妥当だとする声が7割程度に上りました。
また、民間の調査機関が算出した、坊っちゃん列車運行に伴う年間の経済波及効果は、およそ3700万円だということです。
これらの結果も踏まえ松山市は…
松山市 藤田副市長
「その必要性と公共性を一定あるものと、判断にいたった」
その上で、補助率が3分の1で400万円が上限だった検査費の支援を4000万~5000万円程に上るメンテナンス費も含め2分に1に拡充するなど、持続可能な体制づくりを支援する方針を示すと、全会一致で容認されました。
これを受け、伊予鉄グループの清水一郎社長は「できるだけ長く運行できるよう努めたい」と感謝を述べる一方、野志市長は「今後は市の方針を、市民や議会に丁寧に説明していきたい」と話していました。
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