仙台市交通局は、市バスの乗車運賃を2026年10月から15%を目安に引き上げる方針を固めました。値上げは、消費増税によるものを除き、1995年以来です。

仙台の市バスは4年連続ですべての路線が赤字、昨年度の営業収支もおよそ38億8000万円のマイナスです。仙台市交通局によりますと、値上げは2026年10月からで、引き上げ幅は路線ごとに異なりますが、乗車料収入全体でおよそ15%の増収を図る方針です。

これまで、市は7%の引き上げを予定していましたが、コロナ禍で減少した乗客数が想定より回復しなかったことなどから、さらに値上げすることになりました。市バスの運賃値上げは消費増税によるもの以外では1995年以来です。

なお、学都仙台市バスフリーパスは、価格を据え置く方針だということです。