ミャンマーで2017年、イスラム系少数民族のロヒンギャが軍による激しい武力弾圧を受けた人道危機をめぐり、ICC=国際刑事裁判所の主任検察官はミャンマー軍トップの逮捕状を請求しました。
「世界で最も迫害された少数民族」と呼ばれるロヒンギャは、ミャンマー軍からの激しい武力弾圧に苦しみ、2017年に70万人以上が土地や国籍を奪われ、バングラデシュなどに逃れました。
ICCのカーン主任検察官は27日、ミャンマー軍トップのミン・アウン・フライン総司令官について、ロヒンギャの迫害に関与した「人道に対する罪」の疑いで逮捕状を請求したと発表しました。「刑事責任を問われるべき十分な根拠があるとの結論に至った」としたうえで、今後も捜査を続けていくことで「ロヒンギャの人々が世界から忘れ去られていないことを示す」と強調しています。
ミン・アウン・フライン総司令官は2021年にミャンマーで起きた軍事クーデターを主導。民主化を求める市民への弾圧を強め、国内各地で武装した抵抗勢力との戦闘を続けていて、一部のロヒンギャの人々が軍に招集され、戦闘に巻き込まれているとの指摘もあります。
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