本格的な冬の訪れを前に雪の重みから松の枝を守る雪吊りの作業が宮城県川崎町の公園で行われています。
川崎町のみちのく杜の湖畔公園には、樹齢600年といわれる高さ6.5メートルの松があり、毎年、雪の重みから枝を守る雪吊りの作業をしています。

27日は、松に沿って立てた支柱から放射状に垂らされた100本あまりの縄を枝に結び、地面に固定していきました。
この松は、釜房ダムに沈んだ湯田河温泉から移植したもので、鶴が翼を広げたような枝ぶりから鶴の松として親しまれています。
みちのく公園管理センター植物管理担当 宇井悠さん:
「雪吊り作業をしないと雪の重みで松の枝が折れてしまう可能性がある。雪吊りはみちのく公園の冬の風物詩なので、見てもらい冬の訪れを感じてほしい」

作業にあたった人たちは松が無事に冬を越せるように縄の張り具合を慎重に確認していました。この雪吊りは、来年3月下旬まで見られます。