自民党員としての“不適切な党員登録”が100人前後であることを認めた田畑裕明衆議院議員の疑惑…背景には何があるのか。チューリップテレビが入手した音声データでの田畑議員の発言や、専門家への取材から見えてきたのは、自民党が党勢拡大のために掲げた党員獲得1000人のノルマです。

11月18日の会見で不適切な党員登録を認めた自民党の田畑裕明衆議院議員。
自民党衆議院議員 田畑裕明議員
「不適切な党員登録であろう方々の人数は、約100名前後ではなかろうかと思われます」

田畑議員をめぐっては、支援者が勤める企業の従業員を無断で党員登録した疑いや、架空の名前で党員数を水増しし、その党費の支払いに企業献金をあてた疑いが浮上しています。
自民党が大敗した先の衆院選でも、3つの選挙区を独占した自民王国富山。

自民党県連はことし、党勢拡大で最も優秀な成績を収めた都道府県連として党本部から表彰を受けています。
党員獲得について、田畑議員はこう語りました。
自民党衆議院議員 田畑裕明議員
「基本的に自民党員と国会議員としてですね、党員獲得ということ、また、党勢拡大ということは一つの大きなミッションであるというふうに思ってございます」
