農業高校の甲子園と称される日ごろの学びの成果を競う大会で、置賜農業高校の生徒が全国一位に輝きました。
けさ、川西町役場を訪れ、喜びの報告を行いました。
日本学校農業クラブ全国大会は、農業を学ぶ高校生の学びの成果を競い合う場で、「農業高校の甲子園」と呼ばれています。

このうち「資源活用・地域振興」をテーマにした分野で、置賜農業高校3年の平光紗緒理(ひらみつ・さおり)さんが、全国1位となる最優秀賞・文部科学大臣賞に輝きました。

平光さんが取り組んできたのは、学校内の利用されていない農地で地域の子どもたちと紅大豆などの町の特産品を栽培し、子ども食堂で提供する活動です。

置賜農業高校3年 平光紗緒理さん「『お姉ちゃん。この豆ごはんおいしいねぇ』
紅大豆ごはんを頬張った男の子は喜びの声をあげました」

きょうは町の関係者に全国大会での発表を披露し、農業を通じて、子どもたちと食の大切さを学んだことを伝えました。

置賜農業高校3年 平光紗緒理さん「もらった瞬間は本当に嬉しくて、今までの努力が報われたという感じで、とても嬉しいです」

平光さんは、情景が伝わるよう4月から毎日2時間ほど先生と読みの練習をしてきたといいます。

そんな平光さんは、学びを通して管理栄養士という夢を見つけたそうです。
置賜農業高校3年 平光紗緒理さん「この活動を通して学んだ子どもたちに対する思い、ボランティアという学びを町に生かしたり、仕事を始めたあとも町に貢献していけたらなと思っています」
