宮崎県原産のかんきつで、ハウスものの日向夏の販売が解禁となりました。
夏の高温などの影響で出荷量に影響が出ている一方、宮崎市で行われた初競りでは過去最も高い価格で取り引きされました。
さわやかな香りと白い皮のふわっとした食感が特徴の日向夏。
県内では、現在、34戸の農家がハウスものの日向夏を生産しています。
26日朝は、宮崎市中央卸売市場で初競りが行われ、1箱12玉入りが最も高いもので1万円と、去年のおよそ2倍となる過去最高額で取り引きされました。
(最高値で落札 杉尾青果・杉尾聖太青果部長)
「今年は野菜も果物も不作が続いていて、農家も大変だということで、それを応援したいという気持ちで高値をつけた」
(JAみやざき宮崎中央地区本部・日向夏部会 外山清一会長)
「これから年末に向けてお歳暮の時期になる。お世話になった人や遠くにいる家族や友人に宮崎特産の日向夏を届けてもらえれば幸いだと思う」
JA宮崎経済連によりますと、今シーズンの日向夏はほどよい酸味と甘みがあり、玉太りも良好ですが、夏の高温の影響などで、出荷量は例年よりやや少ないおよそ125トンを見込んでいるということです。
ハウスものの日向夏の出荷は来年2月上旬をピークに4月ごろまで続きます。
【参考】
今年は玉太りも良好ということですが、、ハウスものの日向夏の出荷量は夏の高温の影響を受け、例年より少なくなりました。
そして、来年3月からは露地ものの日向夏の出荷が始まりますが、JA宮崎経済連によりますと、出荷量は例年の半分程度になると見込みだということです。
その理由も今年の気候にあるそうで、開花時期の3月から5月にかけて雨が多く降ったことや、夏の猛暑などが影響しているということでした。
雨や暑さによって全国的にも農作物が不作になっている中、宮崎の特産品への影響も懸念されます。














