■横浜、藤井道人監督は「言葉じゃ言い表せないような関係」

 番組では、そんな横浜の人物像にも迫った。プライベートをよく知る人物として登場したのが高校時代の同級生、岩谷と三原。そして、俳優人生一番の恩人・藤井監督だ。

 横浜の高校時代について、まずは三原が「球技が苦手だったり泳ぐのが苦手だったりしたんですけど、へんてこなフォームだけど投げるボールは速かったり、息継ぎがわからないから25mを(息継ぎなしで)全力で泳いでタイムはとてつもない、とか。身体能力ですべてをカバーしてました」と証言。横浜が原案、岩谷が執筆した小説「選択」を上梓した岩谷は「原稿データを渡したら毎回修正点を数千から1万字、送ってきてくれて」と“1万字の修正ラリー”が行われていたことを暴露。「原案が流星となっているんですけど、けっこう流星の血が通っています」と、横浜のストイックさが滲むエピソードを明かした。

 インタビューでは、20代前半で経験した下積み時代の苦悩についても打ち明けた横浜。そのさなかにあった8年前に知り合い、今もほぼ毎日連絡を取り合う“兄”のような存在が、藤井監督だ。

 映画『正体』(11月29日(金)公開)まで何度もタッグを組んできた2人。改めて横浜の印象を聞かれた藤井監督が「誠実さですかね、作品に対しての。作品を待ってくれている人たちのために手を抜かない。みんなができることじゃない。携帯電話を絶対現場に持ち込まない。台本も持ち込まない。ストイックな奴だなと」と語ると、横浜も「言葉じゃ言い表せないような関係だと思っています。何者でもないときから戦って、それをお互い共有し合っているので」としみじみ語り、8年来の濃密な信頼関係を滲ませた。