各国首脳との会議の場で座ったまま握手をするなど、石破総理の“外交マナー”が物議を醸しています。マナー違反にあたるのか?外務省がきょう、公式に見解を示しました。
きのうまで8日間の日程で南米を訪問し、APEC首脳会議やG20サミットなどに出席した石破総理。今、物議を醸しているのが、首脳会議などでの総理のマナーです。
APECの議長国、ペルーのボルアルテ大統領が歩み寄ったところ、石破総理は座ったまま握手を交わします。また、各国代表が立ち話をする一方、石破総理は自分の席でスマートフォンを触る場面が目立ちました。こうした様子にSNS上では…
SNS
「石破総理の一連の振る舞いは日本の品格を貶めている」
ペルー訪問中には、フジモリ元大統領の墓参りの際、事故渋滞に巻き込まれ、集合写真の撮影に間に合わない事態も…
石破総理は今回の外遊について「各国首脳と個人的な関係を深める機会にできた」と成果を強調していますが、野党からは…
立憲民主党 野田佳彦 代表
「間違いなく良くないっていうのは集合写真に遅れたこと。多分、皆さんに迷惑かけたと思います。日本の外交としては猛省をしなければいけないと思います」
国民民主党 玉木雄一郎 代表
「新参者なので、まず自分で回ってですね、今度新しく日本の総理大臣になった何何ですと言って、自分で回った方が良かったんではないかなと」
外務大臣経験者も苦言を呈します。
外務大臣経験者
「外交慣れしてないとは言え、立ち話ぐらいしないとダメだよ。これは言われてやるものではなく、当たり前にやることだよ」
石破総理の行動は外交マナーとして問題はなかったのか。きょう、岩屋外務大臣は…
岩屋毅 外務大臣
「外交上、特段の問題があったとは考えておりません」
岩屋大臣はこのように述べたうえで、「指摘は受け止め、外務省としてサポート体制をとっていかなければならない」と反省を口にしました。
外交に“不慣れ”なイメージを払拭するには、まだ時間がかかりそうです。
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