観光の分野でデジタル技術を活用していく「観光DX」について、企業と共同研究してきた学生たちが、宮崎県日向市に新たな事業を提案しました。

これは、宮崎大学地域資源創成学部の観光・地域経済・産業政策研究室の学生が、NTT西日本宮崎支店と共同研究してきたもので、22日は、日向市役所で観光DX事業についてプレゼンテーションを行いました。

学生たちはデータを紹介しながら、「地元のコアな情報が掲載されていない」、「観光地の案内が多言語表示されていない」などと観光DXの課題を指摘。

そのうえで、地域の情報を可視化した新たなマップ作りや滞在時間を延長することなどを目指した食べ歩きイベントの開催を提案しました。

(宮崎大学地域資源創成学部2年生 山田一輝さん)
「日向の魅力が初めて来る観光客の方に伝わって、観光客が来たいと思えるような市になってくれればというのが一番」

(NTT西日本宮崎支店 湯地裕史さん)
「DXという技術だったり、学生の考える発想、研究それとブレンドして、世の中に役に立てればなという思いで参加している」

日向市は、今回の提案を観光戦略策定の参考にしたいとしています。