ICC=国際刑事裁判所が、戦争犯罪などの疑いでイスラエルのネタニヤフ首相とガラント前国防相に逮捕状を発行したと発表しました。
ICCは、イスラエルのネタニヤフ首相とガラント前国防相が、パレスチナ自治区・ガザで困窮する住民に対する支援物資の輸送などを意図的に妨害し、住民らを飢餓状態にしたなどとして、戦争犯罪や人道に対する犯罪の疑いで逮捕状を発行したと発表しました。
今年5月にICCの検察官が逮捕状を請求し、イスラエル側が異議申し立てを行っていましたが、却下したということです。
一方、イスラム組織「ハマス」の軍事部門トップだったムハンマド・デイフ氏に対しても、去年10月のイスラエルでの多くの民間人の殺害などについて、命令または誘発したとして逮捕状を発行したと発表しました。
イスラエル軍はデイフ氏は攻撃によって死亡したとしていますが、ICCの検察は「殺害されたのか判断できない」としています。
こうしたなか、イスラエル首相府は21日に声明を出し、ICCを「偏った差別的な機関」だとしたうえで、逮捕状の発行について「反ユダヤ主義の決定」だと非難しました。
また、イスラエル軍によるガザ侵攻については「これほど公正な戦争はない」と正当化し、「ネタニヤフ首相は設定した全ての目標を追求し続ける」として、今後も戦闘を続ける方針を改めて示しました。
また、ガラント前国防相も自身のSNS上で、「この決定は、イスラエルとハマスの殺人的な指導者を同列に並べている」とする声明を発表しました。そのうえで、「自衛の権利に対する危険な前例となる」などと述べたほか、「テロを助長する」とICCの決定を非難しました。
一方、ハマスは「正義に向けた重要な一歩だ」と歓迎する声明を出し、「世界中のすべての国があらゆる手段を講じてこれを支持しなければ、限定的で象徴的なものにとどまる」として、各国にICCの決定を順守するよう求めました。
ホワイトハウス ジャンピエール報道官
「イスラエル高官に対する逮捕状発行という裁判所の決定を根本的に受け入れません」
アメリカ・ホワイトハウスのジャンピエール報道官は「ICCは今回の件について管轄権を持たないし、証拠もない」と指摘し、逮捕状発行を受け入れない姿勢を示しました。
連邦議会議員からは「ICCに対して制裁を科すべきだ」との発言も出ていますが、ジャンピエール報道官は「イスラエルなどと今後の対応を検討している」と答えるにとどめています。
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