匿名・流動型犯罪グループいわゆる“トクリュウ”への対策を強化するため、愛媛県警は20日、初めての対策会議を開きました。

県警本部で開かれた対策会議には、幹部らおよそ40人が出席し、冒頭、渡部寿夫刑事部長が「体感治安が悪化する中、匿流による犯罪の実態解明を進めていく」と訓示しました。

SNSを通じて実行役が集まり犯行を繰り返す匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる“トクリュウ”は社会問題となっていて、会議では、愛媛県内でも今年4月から5月にかけ、トクリュウによる詐欺の疑いで2人を摘発したことが明らかにされました。

愛媛県警 仲田亮 生活安全部長
「万が一、闇バイトに応募してしまった場合、家族を含め安全対策を講じますので、犯罪に関わる前に警察に相談をお願いしたい」

県警は今後、各部署と警察署で情報共有を徹底するほか、住宅街のパトロールを増やすなど対策を進めます。