敦子被告「脳梗塞で左半身に軽いマヒ」

起訴状などによると、殺害された村上隆一さん(当時54歳)の次男・村上直哉被告と長男の妻の村上敦子被告は、2023年4月17日未明、宮城県柴田町西船迫1丁目の住宅の玄関で隆一さんを刺身包丁で刺して殺害したうえ、敦子被告の元夫らに依頼し、刺身包丁などを処分させた罪などに問われている。

村上直哉被告と村上敦子被告

敦子被告が口を開くのは初公判以来。口元のマスクをとって証言台の席に座ると、終始か細い声でやり取りした。弁護人はまず、敦子被告が患ったという脳梗塞の症状を尋ねた。

弁護人:
「脳梗塞を発症したのは」

村上敦子被告:
「2021年の5月」

弁護人:
「視覚に影響があるのか」

敦子被告:
「両目とも左側4分の1の視野が欠損していて見えづらい。左半身には軽いマヒがあり、左側に障害物があるとつまづいたり、左手で物を持つのが不自由」

このように敦子被告は証言したが、tbcが撮影した隆一さんの葬式の際の映像では、敦子被告は左手でコーヒーを飲んでいた。