新潟県立大学 人間生活学部 田村朝子 学部長
「活性酸素が体にたくさん発生したり、たまってきたりすると、細胞が“がん化”することが起こってきますので、そういう食品(ギンナン)を摂ることによって、そのがん化することを防ぐことができるということにつながると思います」

ギンナンに多く含まれる抗酸化物質『ポリフェノール』が、体内の活性酸素を中和して細胞をダメージから守ってくれるそうで、がんや心臓病などの慢性疾患のリスクを低減する効果が期待できるといいます。

新潟県立大学 人間生活学部 田村朝子 学部長
「ゴマとか銀杏とかの種子、木の実には、“不飽和脂肪酸”がたくさん入ってますので、そういう面から抗酸化作用が高いんだと思います」

弥彦村ぎんなん部会 渡邊一嘉 部会長
「主役の料理を引き立たせてくれる“名脇役”だと思っていますので、いろいろな料理に使ってもらって、お試しいただけたら」

茶碗蒸しや新潟の郷土料理『のっぺ』などこれからの季節にぴったりのギンナン。
そのおいしさと抗酸化作用を試してみてはいかがでしょうか。

なお、栄養満点のギンナンですが、食べ過ぎるとビタミンB6の働きを阻害し、まれに呼吸困難やけいれんを引き起こすことがありますので、食べる際は適量を心がけましょう。