陸奥湾の揺れ伴う地震で「マグニチュード5以上」は90年ぶり
有識者は‥

今回震源となったのは陸奥湾です。気象庁のデータベースに記録が残る1919年以降の地震で陸奥湾で震度4を観測したのは11月16日以来2度目。また、揺れが伴う地震でマグニチュード5以上になったのは1934年以来90年ぶりです。
今回の地震について地震学が専門の弘前大学大学院・前田拓人教授は前回発生した陸奥湾を震源とする地震で、震度4を観測したさいと同じ「内陸の地震」と指摘します。

弘前大学大学院 理工学研究科 前田拓人 教授
「今回の地震はいわゆる『プレート境界の地震』ではないという意味で『内陸の地震』と言っていいと思います。11月16日21時ごろと、さきほど(20日)の地震だけではなくて、その間にも人間が感じないくらいの小さな地震がかなりたくさん発生している。こういったものがしばらく続くことは、まず間違いないかな。そのなかで、人が揺れるほど大きい地震がどれだけ起きるかはまだわからない」

今回の地震による津波はありませんでしたが、前田教授は陸奥湾を震源とした地震による津波被害も想定されるため、普段の備えを見直すことが重要だと呼びかけています。