石破総理はG20サミットなど一連の日程を終え、帰国の途につきました。成果と今後の課題について、同行している中島記者の報告です。
石破総理が今回、最も神経を使い、手応えを感じたのが、中国の習近平国家主席との会談でした。
石破総理
「(日中)両国の間には、発展に向けた大きな可能性が広がっていると同時に、多くの課題や懸案が存在しております」
石破総理は周囲に「今まで感じたことがない威圧感があった」と話すなど、互いに笑顔を見せず、緊張感のある会談となりましたが、“首脳レベルを含むあらゆるレベルで意思疎通をより強化すること”などを確認しました。
一方、この外遊の機会にアメリカのトランプ次期大統領との会談を模索していた石破総理ですが、トランプ氏側の日程や、アメリカの法律上の制約などから、会談は実現しませんでした。
石破総理
「(トランプ)次期政権がどのような政策を打ち出していくかよく分析をしながら、共に協力できる関係というものの構築のために更に努力を致したい」
アメリカファーストの1対1の首脳外交を好むとされるトランプ氏に対し、石破総理がどれだけ日本の立場の理解を得られるのか、手腕が問われることになりそうです。
外交を進めるためには安定した政権基盤が必要で、石破総理は帰国後、まずは来週から始まる臨時国会に向けた準備を進めることにしています。
注目の記事
新幹線や特急列車で荷物を置くため「1人で2座席分購入」はアリ?ナシ? JRの見解は… 年末年始の帰省ラッシュ・Uターンラッシュ 電車内での“荷物マナー”

急増するパキスタン人に相次ぐ攻撃…ロケット花火やバット 「嘘だと思われる」直撃したユーチューバーを取材 見えた目的と誤情報 地域社会での共生に深い影

1匹見かけたら、3年後には2万匹に…爆発的繁殖力「ニュウハクシミ」の生態 文化財をむしばむ小さな脅威

「ごめんね」自らの手でロープをかけ…アルコール性認知症の息子(当時55)に絶望し 殺人の罪に問われた母親(80)が法廷で語ったこととは

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】

「米はあるのに、なぜ高い?」業者の倉庫に眠る新米 品薄への恐怖が招いた“集荷競争”が「高止まり続く要因に」









