中国の習近平国家主席はドイツのショルツ首相と会談し、「ドイツ企業にチャンスを提供する」と述べ、投資を歓迎する意向を示すとともに、関係を一層強化する考えを示しました。
G20=主要20か国の首脳会議に出席するためブラジルを訪問している習近平国家主席は19日、ドイツのショルツ首相と会談しました。
中国外務省の発表によりますと、会談で習主席は、「中国とドイツの経済的利益は高度に融合しており、両国が協力することは発展を促し、未来を切り開くチャンスだ」と強調。「引き続きドイツ企業に対し、広い市場やチャンスを提供する」と述べ、ドイツからの投資を歓迎する意向を示しました。そのうえで「中国はヨーロッパと協力し、持続的、安定的な発展を推進することに取り組む」と述べ、アメリカのトランプ次期大統領の就任を見据え、ヨーロッパとの関係をより一層強化する考えを強調しました。
一方、EU=ヨーロッパ連合は先月、中国から輸入されるEV=電気自動車に対する関税を、現在の10%から最大35.3%に引き上げることを決めていますが、これについて習主席は、「世界中に懸念を引き起こした」と批判したうえで、「中国は常に対話や協議を通じて意見の食い違いを解決する。ドイツが引き続き重要な役割を果たすことを望んでいる」と述べ、問題解決のためドイツがリーダーシップをとるよう要請しました。これに対しショルツ首相は、「問題の早期解決が望まれており、ドイツも積極的に努力する」と応じたということです。
ウクライナ問題については「意見交換をした」との発表があっただけで、具体的な中身については明らかにされていません。
また、習主席はフランスのマクロン大統領とも会談し、「中国とフランスが国際社会をリードして、一致団結して、グローバルな課題に対応することは共通の責任だ」と強調。「両国関係の健全で前向きな発展の勢いを維持し、世界の平和と安定により一層貢献すべきだ」と述べました。
会談で習主席はウクライナ問題について、「中国の立場は一貫しており、戦争が激化することは望まない」と主張。「停戦に向け、独自の方法で建設的な役割を果たし続ける」と述べました。
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