兵庫県庁職員「(再選は)非常に個人的には残念」

南波雅俊キャスター:
まさにそこが1つの大きなポイントになってきます。職員との関係性というところもハードルとしては考えられます。
斎藤元彦兵庫県知事
「民意を受けた立場でありますから、県職員のみなさんは知事部局としてしっかり一緒にやっていくことが地方公務員としての責務」
南波雅俊キャスター:
斎藤知事はこのような発言をしましたが、兵庫県庁職員に取材できた範囲だと、
「(再選は)非常に個人的には残念だと思います」
「(斎藤知事は)『変わる』と言ったけど、本当に変わるんだろうか」
といった疑問の声も上がっている事実はあります。
ホラン千秋キャスター:
謙虚な心で、本当に心を入れ替えてやるというのは、実際に見てみなくてはわからないわけですが、やはり百条委員会のメンバーの方が、すでにネット上でかなり暴力的な批判を受けて辞めざるを得ないなど、こういったことがある限りみんなが安心して働ける環境を整えるというのは、一朝一夕ではなかなかできないのかなという気がします。
前鳥取県知事 片山善博さん:
知事が本当に謙虚になって、「公益通報の問題は、私は間違っていた。だから今後は同じようなことがないようにするので、皆さん心置きなく言ってください」と言えるかどうかですよね。意思表明できるかどうかです。
逆に、それをされないと、もう皆さん何も言わなくなってしまいますよね。そうなってしまうと、本当は組織に主体性とか自発性とかが必要ですが、メンバーがみんな口を閉じてしまうと、県政は停滞してしまいます。そこが非常に、案じられます。
井上貴博キャスター:
改めて、県知事もやられた片山さんから見ても、あの公益通報に関しては、やはり知事に落ち度があったと思いますか?
前鳥取県知事 片山善博さん:
組織として、絶対あのようなことはやってはいけない。自分自身を批判されたときに、自分が乗り出していって、処分するなんてのは絶対やってはいけない。その段階で第三者に委ねて、客観的に調査してもらう必要があって、そこのスタートポイントを間違えてます。

南波雅俊キャスター:
県内の29の市長との関係もポイントとして考えられます。11月14日、県内29の市長でつくる市長会の有志22人が、前尼崎市長の稲村和美氏への支持を表明しました。この中の一部の市長の言動なども、今回話題にもなりました。
その中で11月17日、伊丹市・宝塚市・姫路市の市長が斎藤知事にあいさつ訪問をしています。その中でも、伊丹市の藤原保幸市長は…
伊丹市・藤原保幸市長
「知事と市長がギクシャクしたら、住民・県民・市民が迷惑する。伊丹市政の責任者として、できるだけ早く良い関係を築きたい」














