宮崎県内への侵入リスクが高まっている家畜伝染病への備えです。
「豚熱」などの発生に備えようと自治体職員を対象にした防疫演習が行われました。

宮崎市で行われた防疫演習には、県や市町村などの担当者およそ90人が参加しました。

「豚熱」は豚やイノシシに感染する伝染病で、今年6月には、九州で初めて佐賀県で野生イノシシへの感染が確認されました。

また、国内で感染は確認されていないものの、韓国など東アジアを中心に「アフリカ豚熱」の感染が拡大していて、県内への侵入リスクが高まっています。

18日の演習では、野生イノシシによる豚熱の感染拡大を防ぐための経口ワクチンの散布方法や、イノシシとの接触を防ぐ電気柵の設置方法などを学びました。

(参加者)
「演習を通して学んだ作業の方法とか、そういったところを生かしてまず事前にどういった対策をするかということを確認することが重要だと思う」
(宮崎県農政企画課 松崎勝一さん)
「リスクはこれからも続いていくものだと思うので、引き続きこういった実演会を継続しながら、対応してまいりたい」