岩手県は老朽化により耐震改修が必要な県庁舎について、現在の敷地内で一部を建て替える方針を明らかにしました。

盛岡市内丸の県庁舎は知事局棟、議会棟、渡り廊下棟の3つの建物があり、2025年4月で完成から60年を迎え、いずれも耐震改修が必要と判断されています。

このため県は有識者による懇談会を通じて、県庁舎のあり方について検討を行いました。
この中ですべて建て替えや耐震改修のみとする案もありましたが、現在の庁舎の敷地内での整備を前提に、議会棟のみを建て替え、知事局棟は免震の改修を行う方針を明らかにしました。

(知事会見より)
「素案の中で優先的に検討する整備手法という位置づけですので、県民の皆さんに検討してもらう」

達増拓也岩手県知事はこのように述べ、進め方について県民に広く意見を求める考えです。