民間のヘリコプターなどが離着陸するときに使用する米沢市のヘリポートで、きょう、不法侵入者への対応訓練が行われ、職員らが万が一の事態に備えて連絡体制などを確認し合いました。
米沢市八幡原(はちまんぱら)にある、「米沢ヘリポート」は誰でも利用することができる、県内で唯一の公共用のヘリポートです。

これまで救急患者の搬送や輸送などのために多くのヘリコプターが利用しています。
今年は置賜地方で発生した山火事の消火活動でも活用されました。

「(ヘリコプターの)鍵持って来いよ鍵!!」

きょうは不法侵入者への対応訓練が行われました。
実際のヘリコプターは稼働しませんでしたが、ヘリポートを管理する県のほか、警察官や職員が参加しました。

ヘリポートの職員「侵入しようとしています。危険も予想されるため、警察へ出動要請を行い、現在不審者を監視中です。以上、第一報です」

職員は、ヘリポート内に侵入してきた男の様子を伺いながら、連携して各関係機関に連絡していきます。

警察官が到着しても、男はヘリコプターのカギを要求し続けますが、その後、確保され、職員はヘリポート内に異常がないかなどを点検しました。

県置賜総合支庁 建設部 我妻達弥 建設技術調整主査「福島、新潟、そういった方面にも飛び立つことができる場所になっていますので、広域的な安全を含めて守っていく必要がありますので、このヘリポートを引き続き適切に維持管理して日々、努めていきたい」
