突然ですが、みなさん「三五八(さごはち)」はご存知ですか?今回の主役は、三五八も含めた「コメ」です。コメの価値を上げようと奮闘する福島県本宮市のコメ農家の男性の取り組みです。

渡辺アナウンサー 稲刈りは8月7日という早さ

渡辺文嘉アナウンサー「本宮市の水田です。まだ8月の上旬なんですが、こちらではいま、手作業によって稲刈りが行われています」

この日はお盆前の8月7日。稲刈りの時期としては福島県内では異例の早さです。収穫しているのは「まゆみ姫」と名付けられた超早場米。

超早場米「まゆみ姫」

本宮市で110年以上続くコメ農家の4代目、後藤正人さん(42)が栽培しました。

御稲(みいね)プライマル社長 後藤正人さん「これはですね、五百川という8月の末に収穫できるコメがあるんですけれど、五百川から偶然、突然変異で生まれたコメ」

御稲プライマル社長の後藤正人さん

後藤さんは以前から、早場米の「五百川」を栽培していましたが、数年前、その中で成長が早かった1株のイネを発見。それを市内の農家と協力して、種を増やして作付けしたのが超早場米「まゆみ姫」です。

超早場米のまゆみ姫 今年は県内外で販売した

東京から参加 高橋まゆみさん「高橋まゆみです。(稲刈りはしたことある?)初めてです。手元を見れば分かると思います」

埼玉から参加 板坂まゆみさん「板坂まゆみです。この子の食育にもなるし、こういったことを体験させてみるのも楽しいかなと思って」

全国から集まった「まゆみさん」

この日は、全国から8組もの「まゆみ」さんが集まりました。