自動車の次世代燃料として期待されている水素。実社会への投入に向けた取り組みが加速しています。トヨタ自動車は水素を燃料とするエンジンに加えて、モーターも搭載したハイブリッド車を初めて公開し、来年春から公道で実証実験を行うと明らかにしました。
静岡県の富士スピードウェイで行われた4時間の耐久レース。トヨタ自動車はレースに二酸化炭素をほとんど出さない「水素エンジン車」を投入し、技術開発を進めています。
トヨタ自動車 豊田章男 会長(16日)
「私がドライバーをやっている。そして、レースに出ているということで、水素イコール未来というようなイメージに僕はちょっとずつ変わってきたと思います」
レースを起点に開発が進む水素エンジン車。徐々にですが、サーキットを飛び出し、街での実証も進んでいます。
記者
「こちらの車、水素エンジン車なんですが、助手席にバッテリーが積まれていて、ハイブリッド車となっています」
トヨタが公開したのは水素エンジンを搭載した商用車「ハイエース」のハイブリッド車です。水素エンジンに電気モーターを組み合わせることで、従来の水素エンジン車と比べて1回の水素の補給で走れる距離がおよそ250キロと、25%伸びたということです。
トヨタは来年春からオーストラリアの公道で実証実験を始めるということです。
水素に関連した公道での実証実験は国内でも…
トヨタはJAF=日本自動車連盟と共同開発したロードサービスカーも公開。トヨタやホンダは水素から電気を作り、モーターで走行する燃料電池車を市販化していますが、燃料の水素が切れてしまった場合、現状はレッカーで移動するしかありません。
この車には水素と充填機が搭載されていて、路上で速やかに供給することができるということです。
来年春にも国内の公道で実証を目指すとしていて、水素社会の実現に向けた取り組みが加速しています。
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